KEMUI / BLUE SCREEN

001.Reboot -intro-
002.BLUE SCREEN
003.ブルーカラーズfeat.VAL
004.大航海時代
005.Interlude:1
006.あの頃〜地下闘技場編〜feat.漢(MSC)
007.HAPPY & MONEY
008.ていたらく
009.CORE 2 DUO
010.Interlude:2
011.青信号-blue signal- feat.RUMI
012.for M
013.RIGHT
014.灰色の日曜
015.Don't Sleep!!!
016.ShutDown -outro-
●●●●●●●●○○ 8点
♪右往左往も必要 立ち止まるも結構 己の青信号しばし全う♪
ライブラ周辺で活動しているKEMUIの1stアルバム。
KEMUIの魅力はその安定感とどこか憎めないリリック。早口でがっちりとラップをしているため、彼のラップを存分に満喫できる作品になっている。また、主にT.TanakaとSPIER1200によるやたらとクオリティーの高いトラックも注目すべきポイント。落ち着いた大人の雰囲気に16曲にわたって浸ることができる。ただ、ひとつ問題なのが彼の持ち味の若々しいリリックが逆効果になってしまっていること。「何がリアルか」とか「俺はこれからどうありたいか」とかを熱くラップしているが、これが16曲も続くとさすがに「くどい」と感じてしまう人もいるはず。個人的には大好きだけど。
曲単位としては、突出した曲は無いものの全曲かっこいい。安定感のあるKEMUIのラップの中で、英語でしっとりと歌うVALとKEMUIにはない毒をもったRUMIがいい感じのコントラストになっている(3)と(11)。この二曲はトラックの面でも素晴らしいでき。リリックの面で多様性を見せた(7)や(12)、一番キャッチーなできになっている(14)なんかも良作。でもやっぱり曲というよりはアルバム全体で聞くべき作品で、特に(9)以降、後半の流れは本当に素晴らしい。
濃い面子ばかりのライブラ勢の中で、一人落ち着いたスタイルで高いスキルを見せていたKEMUI。彼のキャラクターにあった、派手ではないが質の高い作品になった。ただ、やはりリリックやフロウでの多様性がもうちょっとあってもいいんじゃないかと思ったのは事実。次に繋げるためにも、KEMUIのさらなる可能性に期待。
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